2007年10月29日月曜日

薬害C型肝炎

今日の報道特集で、M.D.アンダーソンと一緒に放映されていたのが

薬害C型肝炎の特集だった。



1972年に承認されたフィブリノゲンのC型肝炎ウイルスによる汚染。

産後の弛緩出血にそれを使用された患者さんたちが感染してしまった。



2002年、初めてこの事実に対する訴訟が起こされ、

2006年6月、最初の判決で勝訴され、

その後も次々と国および企業の責任が認められた。



しかし、現在問題となっているのは、

明確に投与された記録が残っていなかった患者さんたちのことである。

その方々は、訴訟の中で残念ながら敗訴されてしまった。

現在は、薬害エイズやクロイツフェルト・ヤコブ病の反省より、

血液製剤の使用記録は医療機関で20年間保管することとなっており、

現在その管理の仕事もしている。

ただ、よく考えてみると、今回の裁判の事例では、

20年間では足りないのでは?



ところが、最近厚生労働省の地下倉庫から、

企業からの副作用事例の報告書として、一部実名の含まれた記録が出てきた。

なんでもっと早く手を打たないの?と思うと同時に、

それは、副作用報告をした患者に関しては残っているけど、

例えば、すぐに発症しなかったりして、

副作用として報告されていない事例に関しては、

事実を確認するのは難しいだろう。



薬害。

サリドマイドやスモン、ヤコブ病や薬害エイズにソリブジン、

いずれも私が薬剤師になる前に発覚した事件であるが、

今回の薬害C型肝炎は薬剤師として、事の成り行きを責任持って見守り、

再発を防ぐよう、自分に出来ることを考えなければならない。