2009年7月23日木曜日

分子標的抗がん剤とグレープフルーツジュース

分子標的抗がん剤、特にチロシンキナーゼ阻害剤と言われる飲み薬ですが、

グレープフルーツジュースとの相互作用があるんですね!
グレープフルーツジュースといえば、
降圧剤のカルシウム拮抗剤との相互作用が以前からよく知られていましたが、
まさかこんなところで再会するとは、という感じです。

いったいどのくらい、どんな影響があるのか、
ではどの程度控えないといけないのか、
おそらくはっきりとはわからないんじゃないかと思いますが、
今後調べてみたいと思ってます。
とりあえず、添付文書の記載から見てみます。

ゲフィチニブ(イレッサ):グレープフルーツジュース
本剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある。

エルロチニブ(タルセバ):グレープフルーツジュース
本剤の代謝が阻害され血漿中濃度が増加する可能性がある。

イマチニブ(グリベック):グレープフルーツジュース
本剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある。

ニロチニブ(タシグナ):グレープフルーツジュース等
本剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある。

ダサチニブ(スプリセル):グレープフルーツジュース
本剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。

ソラフェニブ(ネクサバール):グレープフルーツジュースの記載なし

スニチニブ(スーテント):グレープフルーツジュース
本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある。

ラパチニブ(タイケルブ):グレープフルーツ(ジュース)
本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇する可能性がある。

なんと、スニチニブには記載無し、
そしてラパチニブはグレープフルーツでも併用注意なんですね!
ちなみに、作用機序はみんな同じで、CYP3A4の阻害作用です。